２０１２年の１２月に来て頂いたこのお客様はお仕事をリタイヤされている方です。

 

もともと慢性的な腰痛はあったものの、大抵１０分程度のリハビリで良くなっていたそうです。

 

ところがここ数カ月は痛みが引かず心配になり整形外科へ行ったところ、「腰の神経の通り道（脊柱管）が狭くなっているようです」と言われました。腰だけでなく左脚にも痛みやしびれが出ており、痛み止めの漢方をもらって飲んでいますが特に変化がないので、弁天通り接骨院へ来られました。

 

お話を伺うと、週に４日はジムへ通いマシーントレーニングと水中ウォーキングをしており、月に１回は出張のマッサージを受けていらっしゃいます。

 

そのため年齢の割には筋肉がしっかりしていることと体調管理への意識が高いことから他の同年代の方々よりも早く良くなる可能性が高いことをお伝えしました。

 

そして体の状態をみてみると骨盤の傾きも首の骨のズレもありませんでしたが、腰を触ると皮下に骨の変形をわずかに触れる程度でした。

 

そこでまず、腰と左の臀部、左脚全体にはり施術を行い、軽めに腰と股関節周りの筋肉を緩める手技療法を施しました。運動はしばらく中止して頂くことを指導して、次回は１週間後に予約を取りました。

 

２回目から５回目までは１週間ごとに来られましたが特に変化がありませんでした。しかしその１週間後の６回目に来られたときは痛みが１０段階で７か８にまでなっていました。

 

そこでまた前回と同じ鍼施術と手技療法を行い、自宅でできる腰痛体操を指導しました。次回も１週間後に予約を取りました。

 

７回目に来られたときは痛みが１０段階で６ぐらいになっていました。そこで前回と同じ施術を行い、腰痛体操と水中ウォーキングを週２回のみ再開することを指導しました。次回の予約は２週間後に取りました。

 

８回目に来られたときは前回とあまり変わりませんでしたが、その２週間後の９回目に来られたときは痛みが「半分以下になりました」。そこでまた同じようにはり施術と腰と股関節周りの筋肉を緩める手技療法を行いました。

 

水中ウォーキングは以前のように週４回しても良いことを指導して、次回は３週間後に予約を取りました。

 

１０回目に来られたときは前回とあまり変わりませんでしたが、そのまた３週間後の１１回目に来られたときは痛みが１０段階で３程度になっていました。そこでまた同じように鍼施術と手技療法を行い、ジムでの軽めのマシーントレーニングを加えることを指導し、次回は４週間後に予約を取りました。

 

１２回目に来られたときは痛みをほとんど感じなくなっていました。但し「今の状態を続けたい」とのことから今後もトレーニングをしながら月１回のメンテナンスを続けると希望されました。そして今現在も月に１回のペースで来られており、状態は安定しております。